眠剤2種規制の正体は「精神療法」【眠剤2種規制について(連載)】

【事実】

眠剤を3種以上処方して、かつ(多くの外来では通常算定されている)精神療法を算定していれば精神療法の点数が50%減算されます。

【よくある双極性障害の安定期の外来での点数計算】

・再診料 200~300点

・精神療法 300~400点

・処方関連 100~200点

つまりは、全体が700~900点とすると、精神療法の割合は、全体の約35~50%となります。

なので、単純に一つの例として全体が800点で、精神療法が400点なら、マイナス200点

つまりは、約25%減となり、医師の体感としては「結構削られた」感になります。

なので、これも好んで医師が3種出したくない理由の一つとなっているようです。

【精神療法とは??】

そもそも精神療法ってなに?

って思う方もおられるでしょう。ぼくも最初は、カウンセリングとか認知行動療法のことかな?と思ったくらいです。

しかし、実は全然ちがってて、

「精神科で診察をした」ということ自体がほとんど精神療法なんです。

・症状を聞く

・薬の話をする

・方針の説明をする

こういったことを普通、毎回の外来でしますよね?

これこそが精神療法の正体であって、これが5分診療であっても、30分話を聞く医者の診察であっても、点数は別に変りません。

【今回の結論】

眠剤2種規制は、眠剤の数を直接しばってるのではない。

「精神療法」という「点数」を通して、「間接的に」しばってる。

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