軽快なトークや面白いエッセイで人気の先崎九段がうつ病になった体験記。
この本は僕のブログを見て下さってる方なら、「うつ病」のところで共感できるところが多々あると思うから、将棋興味なくても、是非読んで欲しいです。
ただ読んでて思ったのが、僕の20年前で止まってる「うつ病」の知識とかなり違った治療法なんですよね。治療が進歩しているのか、それとも本当のことを書いてないのか?
疑問点をいくつか。
・少なくとも本の中では、一切抗うつ剤を使っていない。自然治癒に頼っている。
一方、眠剤と精神安定剤は処方されている。
僕の20年前の知識だと、うつ病ならまず合う抗うつ剤を探すところから始まると思うんだけど。
・入院が1か月。あとは自宅療養。僕の古い認識だと入院は3か月がベースなんです。
・結局発病してから復帰まで1年近くもかかってる。抗うつ剤合うのに出会えればそんなにかからなかったのでは?
慶応病院ってでかくて信頼できる病院だと思うし、先崎自身の兄も精神科医ということで間違った治療はしてないと思うんだけど、違和感はありました。皆さんにも意見を伺いたいところ。