今日現在、ググると「日本うつ病学会治療ガイドライン Ⅰ.双極性障害」の2011年版、2012年版、2017年版の3つを見ることができます。
2011年版と2017年版を比べると、さすがにガイドラインも多少変わって来ており、非常に興味深いところであります。
できればご自身で読んでいただきたいのですが、専門用語(特に薬)が成分名で書かれておりわかりにくいので、用語集をここにまとめておきたいと思います。自分の感想つきでw
目次
【用語集】
ハロペリドール=セレネース(酷い躁のとき飲んだことあると思う。)
アリピプラゾール=エヴィリファイ(常備。しかし飲むのは鬱エピソードのときにアモキサンと併用して)
レボメプロマジン=レボトミン、ヒルナミン(毎日飲んでます)
クエチアピン=セロクエル(毎日600mg飲んでます。主剤です)
リスペリドン=リスパダール(持ってますが、味が嫌いです。あんまり効果も感じたことがないです)
オランザピン=ジプレキサ(セロクエル以上に太ると言われる薬。絶対飲みたくないです。)
リチウム=リーマス(自分の場合、やや鬱にコントロールされてしまうという薬。今は飲んでない)
バルプロ酸=デパケン(主剤の一つ。飲むのさぼってましたが、また飲み始めました)
カルバマゼピン=テグレトール(飲んだことありますが、なぜかやめました)
クロルプロマジン=ウインタミン、コントミン(たぶん飲んだことない。)
スルトプリド=バルネチール(この薬は知らなかった)
チミペロン=トロペロン(この薬も知らなかった)
ゾデピン=ロドピン(混合で入院中、この薬漬けでした)
ベラパミル=ワンラン(知らない)
ラモトリギン=ラミクタール(使いたいけど、デパケン飲んでるので使えない薬。)
パロキセチン=パキシル(飲んだことあるけど効果感じられず。副作用酷かった)
イミプラミン=トフラニール(効かなかった)
【2017年版サマリ】
1.躁病エピソードの治療
第一選択薬は今でもリーマス
リーマスが無効の場合にはデパケン。
または、非定型抗精神病薬(ジプレキサ、エヴィリファイ、セロクエル、リスパダール)
の単剤投与も選択肢の一つ。
2.抑うつエピソードの治療
双極性うつ病の治療薬として推奨される薬剤
第一選択薬・・・セロクエル(300mg/日)またはリチウム
第二選択薬・・・ジプレキサ(5~20mg日)、ラミクタール(200mg/日)
抗うつ薬(特に三環系抗うつ薬)の使用は議論が多いところではあるが現時点では推奨されない。
3.維持療法
リーマス、ラミクタール、デパケン、ジプレキサ、セロクエル、エヴィリファイ
4.心理社会的治療
心理教育、集団心理教育、対人関係-対人リズム療法、家族療法、認知行動療法が有効とされている。 精神分析療法やカウンセリングの有効性は証明されていない。
以上ですが、ほんと簡単にまとめただけですので、ご自身で文献を確認していただけるといいと思います。ガイドラインが全てではないと思いますが、全く違う治療方針されてて、調子が悪いのなら病院を変えるのも一つの手かと思います。