「躁うつ病の受容」プロセス(5段階モデル)

ブログが新しくなったので、昔書いた話をリニューアルしてボチボチアップしていこうかなーと考えてます。

精神科医エリザベス・キューブラー・ロスという人が、1969年に「死ぬ瞬間」という本を出し、ベストセラーになったのですが、その中に「死の受容」プロセス(5段階モデル)が書かれています。

躁うつ病を受容するには、この「死の受容」プロセスがわりと似ているのじゃないかと思っているので、試しに当てはめていきます。

目次

第1段階:否認と孤立(denial & isolation)

自分が双極性障害で一生薬飲み続けないといけないという事実に衝撃を受け、それを頭では理解しようとするが、感情的にその事実を否認(逃避)している段階。

第2段階:怒り(anger)

自分が双極性障害という事実は認識できた。しかし「どうして悪いことをしていない自分がこんなことになるのか」「もっと悪いことをしている人間がいるじゃないか」というような怒りにとらわれる段階。
根底には「なぜ、自分が」という双極性障害に選ばれたことへの強い反発がある。

第3段階:取引(bargaining)

信仰心がなくても神や仏にすがる。(これは躁鬱には当てはまらないかも)

第4段階:抑うつ(depression)

悲観と絶望に打ちひしがれ、憂うつな気分になる。虚無感にとらわれることもある。

第5段階:受容(acceptance)

それまでは双極性障害を拒絶し、なんとか回避しようとしていたが、仕方ないという気持ちになる。個人差もあるが、それぞれに生命観や宇宙観のようなものを形成し、自分をその中の一部として位置づけることもある。双極性障害を受け入れ、心に平穏が訪れる。

という感じになります。
ただ、躁うつ病とわかるのは大抵躁エピソードの最中に医師に告げられることがほとんどだと思うので、段階すっとばして、第2段階の「怒り」と第5段階の「受容」だけの方も多いかと。
自分はそのケースですね。

その前に、なかなか改善しない最初の鬱エピソードが続いたときに、第1段階から第4段階まで済ませてしまっていたような気もします。

しかし最初の鬱エピソードは本当に苦しかった。
あ、本当は最初は入社直後で、半年後に躁転したので、そこまできつくなかったか。
入社して1年後、結婚式の最中に鬱転してそっからアモキサンに出会うまでの数年間が本当にきつかったです。
ほぼアル中状態にもなってました。

深夜に家族が寝たあと、こっそりコンビニにウイスキー買いに行って、村上春樹の「ねじまき鳥クロニクル」を読みながら飲むのが習慣の頃もありました。そのせいでその本、やたら汚れてるけど中身ほとんど理解してないw

村上春樹ファンですが、長編小説でこれだけはまともに読めてない。今、再読中です。

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発祥の経緯も読んでくれるとうれしいです!

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