(作者の許可を得てから書いてます)
DLshogiはRTX4000系では動かなかったんですが、RTX4000系で動くディープラーニング系将棋AI、Daigorilla(WCSC34版)が公開されたので、簡単に設定方法等説明しとこうと思います。
drive.google.com/drive/folders/ wcsc34で使用したdl系のソフトを公開します。dlshogiの最後に公開されたmodelより+200程度強いようです。(定跡使用必須、使用しない場合、後手番では振り飛車を指します。)※floodgate RTX3080にてR4400程度でした。
まずは、上のリンクから、すべてのファイルをダウンロードしてください。
どこかフォルダを決めて、そこにダウンロードしたらいいと思います。
bookフォルダの中のファイルは、bookフォルダを作ってその中に入れます。
evalフォルダの中のファイルは、evalフォルダを作ってその中に入れます。
次に、cudaとかのややこしい設定があるんですが、これはふかうら王の設定と全く同じで動きます。
https://note.com/atsushi_ito/n/n6cbb36b09bab
を参照して、CUDA、cuDNN、TensorRTの正しいバージョンを入れてください。
そしたら、次はエンジン登録です。
まずはキャッシュファイルを作らないといけないので、将棋所に登録してください。
検討か対局を開始すると、初手に結構時間かかりますが、数分待ってると動くはずです。
これでキャッシュファイルが作成されました。
次に、shogiGUIへの登録。
同じように、エンジン登録。定跡ファイルやモデルファイルは、フォルダ構成が合ってればデフォルトの設定でいけるようです。
Eval cofは750に変更してください。
2秒将棋でふかうら王と対戦させましたが、6戦で5勝1敗と圧勝。
水匠とはどうか?
と何度か試しましたが、やはり勝ち越せたことはないです。
3秒将棋で3-3が精いっぱいでした。
たぶんグラボに4080とか積んでたら勝ち越せたと思います。
ちなみにPC環境は、
CPU i7-14700
Mem 32GB
GPU RTX 4060ti
です。