【将棋】エルモ囲いの解説

ツイッターで僕をフォローしてくださってる方は、最近僕が「エルモ囲い」って言葉を連発してることに気づいてらっしゃるでしょう。でもたぶんほとんどの人が将棋に関心がないからスルーしてると思われますが、ここで解説。

従来、振り飛車に対する急戦策をとるときの居飛車側の囲いは、下図のような「船囲い」が主流でした。(銀の位置は68だったりすることも多い)

ただ、この囲いは結構脆くって、59の金に玉でしか紐がついてないので、一段飛車+81香車とかでなどでボーっとしてるとあっという間に要の金を取られて、寄り形になってしまいます。(実際はなんとか防ぐけど)

何十年もプロ棋士をはじめとしてみんな穴熊以外はほとんどこの囲いで急戦やってたんですが、「エルモ」という将棋AIが発明し、多様してる囲いが「エルモ囲い」と呼ばれるものです。

これがエルモ囲い。高美濃囲いにちょっと似てますね。金銀の連結がとてもいいことがわかります。玉の逃げ道も広いです。(右に逃げやすい)横からの攻めにもかなり強い。

59の金は、ここにもってこずに39の方に動かして、飛車交換になったときに相手に28飛車を打たせないという手もあります。

このエルモ囲いを採用していても、従来からの右銀急戦、45歩早仕掛けなどは十分成立するので、損はほとんどないと思います。僕自身も対振りの勝率が結構UPしました。

この囲いは、なんと2020年4月に升田幸三賞を受賞してます。

コンピュータが受賞するのは初とのこと。

以上、簡単な説明でした。

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発祥の経緯も読んでくれるとうれしいです!

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